1997-06-04 第140回国会 衆議院 商工委員会 第17号
コスト削減を目指すはずの自由競争がかえって利用者の利益を阻害するものになりかねないわけでありまして、したがって、電気事業の地域的独占を今日まで許し、そして料金等は国が認可していく、許可するという電気事業の仕組みが考えられて現在に至っているというふうに考えるわけであります。
コスト削減を目指すはずの自由競争がかえって利用者の利益を阻害するものになりかねないわけでありまして、したがって、電気事業の地域的独占を今日まで許し、そして料金等は国が認可していく、許可するという電気事業の仕組みが考えられて現在に至っているというふうに考えるわけであります。
しかしそれが、もう一つおっしゃいましたね、地域的独占性があるのだと。なるほど、冷蔵庫あるいはバターといったものは、これは宮城県ではここのバターしか売っちゃいけませんよということはまずできないので、百円のバターが百万円で売られていれば、別のバター会社のものを買うということになるでしょうけれども、鉄道の場合には、それは確かに地域的独占性があるでしょう。
また、消費者利益を守るためと称して、大規模店舗法の運用緩和や改悪が実施されましたが、東京都の価格調査でも、スーパーの品物より中小小売店の品物の方が安い例が多かったことでも明らかなように、一般的には大型店の価格が安いとは言えないこと、力のある大型店の進出で一時期の安売りがあっても周辺商店街の衰退が進み、結局は地域的独占による価格のつり上げに導くおそれが強いことなどの弊害も大きいことから、現行大店法の届
それから第四は、地域的独占であるということです。競争相手がそこにいないということですよ。どんなに仲よくしても脅かされることがない。そういう違いがあるのです。 それなのに鉄道の場合を見ると、残念ながらこのどれにも当たらない。ですから、ヨーロッパでどこの国も皆大変困っているのですけれども、国営から民営にしようという発想はないし、また分割という発想も全然起こってない。
というのは、地域的独占なんです。電力の方は競争原理は動かないのです。A社に比べてB社がコストが高いという問題は起こりますけれども、これは地域的独占ですから電気料金で見ていただく。大体電気料金というのは株の配当まで料金の中に初めから入っているわけですからね。そういう意味においては、僕は何らか考える余地があるのじゃないだろうかと思うのです。
それはお互いに競争をしてないのですから、地域的独占ですからね。殊に、私どもが九分割をしておったときに非常に心配をいたしました格差問題についても、各電力会社は融通電力によって大体価格の平均化を目指してやっておられる。非常に敬意を表するわけです。そういう面においては割合に理解があるわけですから、そして同じように競争場裏に走るわけじゃありませんから、何らか見てあげてもらいたい。
したがいまして、このサービス自体が直接一般国民の日常生活に大きな影響は及ぼさないであろうということ、それからまた設備の状況を見ましても、大体非常にコストの安いペアケーブルのようなケーブルが使われておりますので、建設費が安いだろう、こういうようなこともございまして、先ほど有線テレビジョンで見られるような地域的独占というものを招来する傾向は少ないだろう、われわれは実はこういうふうに考えまして、この有線音楽放送
その次に、これは工藤参考人にお伺いしておきたいと思いますが、地域的独占であり公共料金である電灯電力料金というものとあなたのお言葉の中にも出てきましたが国鉄というもの、国鉄の場合には交通手段として選択の余地があります。選択の余地があるものに対して国が相当助成しております。そうすると、電力会社そのものに対する国の助成というのをあなたはお考えになったことがあるかないかということですね。
電気事業は公共的な事業の最も代表的な事業でありながら、九電力会社の地域的独占によって供給されているというのが現状であるわけですね。そこで、料金決定の手続も、現行制度ではもっぱら通産省の査定によって、電力会社の経営上の都合によってのみ何か決められるというような気持ちに支配されるわけです。
皆さん方は、これは特に専門家を集めての審議会の中の部会であるから、そういう問題は考えていなかったというお話がございますが、少なくとも料金制度に取っ組む場合における一いまも申し上げましたように、これは地域的独占事業ですから、しかも電気というものは、国民生活必需中の必需です。
料金を値上げするしないにかかわらず、地域的独占であり、そしてまた国民の生活必需的な電気というものに対してのややもすれば独占の弊害におちいりやすいと私は思うのです。
○国務大臣(中曽根康弘君) 公共料金というものは大体地域的独占がかかっている業態について、特に公益性の広い事業体におきまして、認可の対象になっておる料金の場合が多うございます。で、通産省といたしましては、これが物価に及ぼす影響等もありまして、政府と一体になって公共料金はできるだけ抑制する、そういう方針を堅持してまいっておるつもりであり、今後も堅持する考え方でおります。
それと同時に、一面において地域的独占が認められておるわけであります。供給の義務を負っておるということは普通の業態と違う業態でありまして、そういう点においては義務を履行できるような考慮をわれわれも政策的にいろいろ考えてやらなければならぬところでもあります。
また、この施設は同軸ケーブルを用いますので大容量の情報の伝送が可能であり、その建設にも膨大な経費を要するところから、事実上地域的独占になるものと思われます。しかもこの施設がビル陰等によるテレビの受信障害の解決には欠くことのできないものとなっておりますことも御承知のとおりであります。
○鈴木強君 まあ、施設の地域的独占ということにあなただいぶ力を入れるんだけれども、そこにもやっぱり青島委員が言われたような趣旨があるわけですね。私も青島委員の意見に賛成なんですね。地域的独占というのは確かに一つの弊害を生むかもしれない。だからといって、それを、まま子扱いにして最初から押えるという考え方がいけないので、番組の問題と同じですよ。
一、憲法および放送法に規定する表現の自由お よび政治的中立の確保ならびに有線テレビ ジョン放送施設の地域的独占による弊害の防 止に万全を期すること。 一、難視聴の早期かつ確実な解消および受信者 の負担軽減をはかるため、原因者責任主義の 制度化の検討その他適切有効な施策を推進す ること。
それをきちっとやっていくことが、私はむしろここでいわれている地域的独占の傾向というけれども、そういう対策がちゃんとあれば、何もCATVに入らなくても、テレビの見える道がちゃんとあれば、何も独占の傾向にならないんであってむしろこういう法案をつくるよりも、そういう面での視聴者の救済を先にするのが当然じゃないか。
それから次に、有線放送テレビ、この法案の問題でございますが、この提案理由の一番最初に、有線テレビ放送の施設が「地域的独占の傾向におちいりやすい」と、そのように提案理由説明の中で述べているわけでございますが、これはどういう意味なのか。
最近、各地において同軸ケーブルを用いた有線電気通信設備により有線テレビジョン放送を行なう事業が活発に計画されておりますが、有線テレビジョン放送は、国民の文化的日常生活にとってきわめて有用なものとなりつつあり、また、その施設は地域的独占の傾向におちいりやすいものであります。
○樋上委員 また「施設が地域的独占の傾向に陥りやすい」ともいわれておるのです。これはどういうことですか。「地域的独占」とはいわゆる許可制にすることによって生じるということもあるのじゃないですか。この点はいかがですか。
最近各地において同軸ケーブルを用いた有線電気通信設備により有線テレビジョン放送を行なう事業が活発に計画されておりますが、有線テレビジョン放送は、国民の文化的日常生活にとってきわめて有用なものとなりつつあり、また、その施設は地域的独占の傾向におちいりやすいものであります。
この有線テレビジョン放送法の法律案要綱の中にも書いてありますけれども、「その施設が地域的独占の傾向に陥りやすいことにかんがみ」と、こう書いてある。「地域的独占の傾向に陥りやすい」ところの施設業者を認めて、しかも、国民に健康で文化的な生活を与えなければならないという要請があるときには、すべて見させるような形を一方とる。
最近各地において同軸ケーブルを用いた有線電気通信設備により有線テレビジョン放送を行なう事業が活発に計画されておりますが、有線テレビジョン放送は、国民の文化的日常生活にとってきわめて有用なものとなりつつあり、また、その施設は地域的独占の傾向におちいりやすいものであります。
最近各地において、同軸ケーブルを用いた有線電気通信設備により、有線テレビジョン放送を行なう事業が活発に計画されておりますが、有線テレビジョン放送は、国民の文化的日常生活にとってきわめて有用なものとなりつつあり、また、その施設は、地域的独占の傾向におちいりやすいものであります。
長い歴史を持つ大都市ガス事業は、発足以来、公益事業として保護を受け、この間事業は順調に伸びる状態にありながら、三大会社を中心に、飛躍的に増加する人口に対応できず、住民の不満を増加させる反面、おおむね公益事業として地域的独占に安住し、企業努力が不足していることはいなめない事実であります。
○中曽根国務大臣 電気事業法による電気会社の場合は、地域的独占でありますから、これはある程度法的独占といいますか、公益性は通運事業よりはるかに強いと思います。したがって、通運事業を電気事業と同一視することはむずかしいと思いますが、日通の場合は、事実上全国独占の仕事をしておったところに非常に大きな欠陥が出てきたと思いますので、もう一つ競争会社が強力に出てくれば、そういうことはなかったかもしれません。